当院では、飼い主のいる動物の治療にとどまらず、
飼い主のいない動物たちの幸せの為に出来ることを実行していきます。

我々獣医師は一つの命を救うために飼い主様と共に多くの労力を費やしています。
頑張って、頑張っても救えない命があるのも現実です。

一方、簡単に救えるはずの命が数十万頭単位で存在します。
心無い飼い主による飼い犬・猫の保健所への持ち込みや遺棄。
心無い人による野良猫捕獲・殺処分のための保健所への持ち込み。
繁殖屋による不要犬・猫の保健所への持ち込みや遺棄。

個人や各愛護団体はこれらの子たちを我々獣医師ではできない「保護」という形で救っています。
しかし、もちろん保護にも限界があります。
その要因の大きなものに獣医療費があげられます。

獣医療費の負担軽減は我々獣医師が簡単にできる唯一の協力です。

現在当院では、3つの団体と数名の個人に対し協力しています。
協力には当然限界があります。
協力できるかどうかは院長と、団体・個人の間で信頼関係が築けた場合のみですので、
どんな団体にも協力するというわけではありません。

皆様が新しく家族を迎えようと決めた時、ぜひこれらの団体の門をたたいてみてください。

　　　

協力団体

NPO法人動物愛護団体エンジェルズ


公益財団法人どうぶつ基金

これまでの主な協力

• ひろしまドッグぱーく崩壊

  　　この件をきっかけにエンジェルズさんとの協力を始めました。
  　　一部の方より寄付金を巡っての裁判も起こされましたが、近くで見ていた私としては
  　　本当に腹立たしい主張が繰り返され、結果多くの助けられるはずの命を失ったといっても
  　　過言ではない状況になりました。
  　　マスコミのいい加減な報道やコメンテーターの無責任な発言がよく分かった出来事でもありました。
  　　この子はドッグぱーくで飢餓状態にありました。
  　　一般家庭に迎えられました。

• ブリーダー崩壊

  　　全国各地で大小のブリーダー(繁殖屋)が経済的理由で廃業に追い込まれ、
  　　多くの犬・猫たちが満足なフードも与えられず、感染症にかかり、死に至っています。
  　　そんなブリーダーから救った命に幸せな老後を迎えさせるため、愛護団体と協力しながら
  　　里親を探しています。
  　　ブリーダーから保護された当時のちくわちゃん
  　　2012年1月まで家族として過ごしました。

• 動物管理センターからの引き出し

  　　愛護団体や個人の方が動物管理センターで殺処分を待つ子たちの引き出しをされています。
  　　少しでも協力できるよう、治療にあたっています。
  　　
  　　

• ねこ不妊手術無料キャンペーン

  　　地域猫（野良猫）対象の無料手術です。
  　　手術時に手術済みの目印として耳先カットを行います(オスは右耳、メスは左耳)。
  　　2011年から協力病院として登録しています。
  　　2012年も5月から始まってます。
  　　　（実施頭数）６月　オス　４頭　　メス　５頭
  　　　　　　　　　７月　オス　５頭　　メス　９頭
  　　　　　　　　　８月　オス　９頭　　メス１５頭